タラノキ茶について
タラノキ(たらの木)を採取するのは、四~八月が最も適しています。
採取したタラノキは、木が乾かないうちに皮をはぎ、はぎ取った樹皮はやわらかいうちに細かく刻んで天火に干して乾燥させます。風通しのいい場所で7~10 日も干せばカラカラになります。これを袋に入れて保存します。タラノキの成分は日数がたっても変化しませんので、夏の間に一年分を採取しておきます。
タラノキは、昔から滋養強壮に効果があるとされてきました。
5~10グラム(1日の量)を60ミリリットルの水で煎じます。
水が沸騰し始めた瞬間に、弱火にして4~5分煮続けます。
煎じるときに使う容器は、金属製のものは避け、陶製か耐熱ガラスのポットをお使い下さい。
タラノキの成分の一つであるサポニンはよく泡が立つので、吹きこぼれないように容器のふたを取って煎じるようにしましょう。煎じ汁は基本的に温かいうちに飲むほうがよいでしょう。
煎じ汁を何回かに分けて好きな時に飲むようにして下さい。
一度に何日分か作り置きしたいときは、十分冷めてから茶こしでこし、服用する分をそのつど温め直してお飲み下さい。
作り置きは2~3日です。冷蔵庫で保存して下さい。
血糖値が気になる方は、スギナを混ぜて煎じるのもおすすめです。